バードウォッチングの時の服装について
バードウォッチングの際の服装はどうすればよいのか?
バードウォッチングをする際には、どんな服を着ていけばよいでしょうか?
散歩のついでに鳥を見るぐらいならば、普段着でもかまいません。
しかし、しっかりバードウォッチングをするときには、服装の準備も必要です。
バードウォッチングが野外活動である以上、適切な服装は身の安全を守るためにも大切なものなのです。
基本は長袖、長ズボン、帽子
バードウォッチングの際の服装は、長袖、長ズボン、帽子が基本となります。
ウォッチの際は一か所に長時間とどまって観察を続けることが多くなるので、特に夏場は熱中症と日焼けに注意しなければなりません。
日焼け対策のみならず、水分補給の手段も確保しておきましょう。
冬場や天気が悪くなりがちな季節は、雨風への対策が必要です。
ウインドブレーカーのような防水性の上着や、ポンチョやカッパのような雨具を用意しておくと便利です。
傘は手がふさがって双眼鏡が持てなくなるので、やめておきましょう。
服の色は何がおすすめ?
服の色は、鳥に警戒されないように、地味な色にするのがおすすめです。
ベージュやカーキ、灰色などの、いわゆるアースカラーと呼ばれる色合いがよいでしょう。
迷彩色は見つかりにくいような気がしますが、背景に厳密にマッチしたものでないと、かえって目立ってしまいます。
また、基本的に迷彩は人間相手のものなので、鳥に対しては特に有効というわけではないようです。
逆に、黒色の服は避けましょう。
黒色はハチやブユに襲われやすくなる他、熱がこもるので蚊が寄ってきます。
足元は動きやすい靴で
靴のおすすめは軽登山靴、いわゆるトレッキングシューズです。
登山道や林道を歩くための靴だけあって、野外活動には最適です。
靴底が硬くて分厚く、足に密着してくれるので、長時間歩いても疲れにくく、ケガやねんざなどを予防してくれます。
また、多くの製品では防水性があるので、雨にあったり湿ったところを歩いたりしても大丈夫です。
足が濡れると不快なだけでなく、体力の消耗が早くなってしまいます。
公園や人里の周りしか行かないなら、運動靴程度でも大丈夫です。
いずれにしても、歩きやすく、足を守ってくれる靴が適しています。
それに対し、長靴はお勧めしません。
確かに長靴は完全防水ですし、足首まで覆ってくれる上、汚れも気になりません。
しかし、長靴は靴底が柔らかく、足にそれほど密着してくれません。
足場が悪いところでは非常に歩きにくくなり、転びやすく危険になります。
そもそも、長靴が必要なほど深い水のある所に入ることは避けるべきです。
よって、長靴を選ぶメリットはあまりないといえます。
荷物入れはリュックサックがベスト
様々な荷物がある場合は、リュックサックで持ち運ぶのが一般的です。
なるべく背中に密着するように肩ひもを調節すれば、歩く時にも揺れ動かなくなり、疲れにくくなります。
すぐに取り出したい細かいもの(双眼鏡など)がある場合は、ウエストポーチやベルトに固定できる小型のポーチを使うと便利です。
取り出す際に便利ですし、繊細な双眼鏡を他の荷物と別にして収納できます。
リュックを使うまでもない場合でも、必要な道具を携帯する役に立ちます。
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