田畑:鳥が集まる人工環境

田は鳥にとっても食べ物がある場所

田畑

我々の周囲にある自然環境と思われる田園。
しかし、田や畑は人間が開拓して整理した人工的な環境です。
実際のところは自然とは対極の存在なのですが、それゆえに鳥も利用しようと集まってきます。

多くの場合、鳥は畑や果樹園などよりも、稲を作る田に良く集まってきます。
目当ては稲自体ではなく、稲を育てる環境に集まる物や、収穫後の落とし物です。
田園地帯では田に水が張られている時期と、そうでない時期には、全く違う種類の鳥が集まってきます。

水が入っているとき

田畑 チドリ

田に水が張られる前には、「代かき」という作業で地面が掘り返されます。
すると、掘り返された地面から出てきた虫を目当てに鳥が集まり、トラクターの後ろをついて回る光景が見られます。
水が張られると、今度はシギやチドリの仲間が訪れ、泥の中から獲物を探します。

田畑 アオサギ

稲が植えられて成長すると、今度はサギの仲間が集まります。
サギの仲間は長い足で稲の間を歩き回り、首を伸ばしてカエルや小魚、タニシなどを捕まえます。
アオサギなどは稲を踏んでしまうため、農家の方からは嫌われるようです。

収穫後の田んぼ

田畑 ムクドリ

水が抜かれ、稲が刈り取られてしまっても、そこは鳥にとって重要なエサ場です。
収穫後の地面には稲の穂が多数落ちており、鳥にとって栄養価が高くおいしいご飯になります。
スズメが良く落穂拾いをする他、ムクドリやイカルなども集まってきます。

田畑 ヒバリ

春が近づくと、田ではヒバリのけたたましいコーラスが鳴り響くようになります。
声は良く響きますが、地面に溶け込む色で見つけにくい鳥です。
時折鳴きながら上空へと飛び立つので、声が上から聞こえたら目を空に向けて探して見ましょう。

周囲の電柱や木にも注目

田畑 トビ

地上で小鳥が落穂ひろいをしていると、モズやチョウゲンボウのような肉食性の鳥がやってきて、獲物を狙うことがあります。
電柱や高い木は、平たんな田畑を見渡すには都合がよく、猛禽類にとっては利用しやすいポジションです。

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